成長ホルモンについて
成長ホルモンと美肌
みずみずしく弾力のある肌に
成長ホルモンには蛋白質同化促進作用、糖同化作用、即ち水分を保つコラーゲンなどの蛋白を生成促進するはたらきや、弾力性を保つヒアルロン酸など多糖類の生成を促進するはたらきがあります。成長期から若い人の肌がみずみずしく、弾力性があるのは脳下垂体から分泌される充分な量の成長ホルモンのためです。
近年、クリニックなどでホルモン注射をする女性が増えたり、著名人がホルモン治療のために施設に宿泊している様子などが報道されています。成長ホルモンのもつ美肌効果はそれくらい強いものなのです。
しかし、思春期を過ぎると成長ホルモンの分泌は急速に減少してしまいます。成長ホルモン量の減少と共に、皮膚の水分が減少して薄くなり、弾力性が無くなってシワ、シミが目立つようになります。筋肉量も成長ホルモン量の減少と共に少しずつ減り、スタミナが衰えるようになります。オリンピック選手がドーピングで捕まったりしていますが、このドーピングも成長ホルモンです。筋力を維持するのにも欠かせないホルモンなのです。