成長ホルモンと骨密度

成長期の成長ホルモンの主なはたらきは骨の成長です。年齢と共に骨密度が減少するのは、成長ホルモン量が減少するからです。つまり骨密度と成長ホルモンの量は比例するといえます。また、成長過程では骨の成長に合わせて成長ホルモンのはたらきで、プロテオグリカンと呼ばれる関節軟骨も成長します。

加齢と共に、成長ホルモン量が減少すると骨がもろくなる骨粗鬆の傾向が見られ、関節軟骨が萎縮して身長が低くなります。逆に成長ホルモン量が増加すれば骨粗鬆が予防でき、関節軟骨の再生が促進されます。

髪の毛が細くなったり爪が割れやすくなるのも成長ホルモンの影響です。