成長ホルモンについて
成長ホルモン(h-GH)
視床下部
成長ホルモン放出ホルモン(GHRH)を分泌する。
脳下垂体
成長ホルモン(GH)を分泌する。GHは血流によって全身に運ばれ、体の組織の成長、再生を維持する主役として働いている。
私たちは生まれてから生涯にわたり、体内でつくられる100種以上のホルモンのはたらきで成長し健康な生活を維持しています。各種のホルモンのなかでも成長と組織再生を維持する成長ホルモン(Human Growth Hormone = h-GH)が最も大切で多彩なはたらきをしています。
成長ホルモンは脳の視床下部の信号(GHRH)により脳下垂体とよばれる器官から分泌し血液を通して全身に配られます。脳下垂体から分泌する成長ホルモンの量は、思春期後期にピークに達しその後は急速に少なくなりますが生涯続きます。成長ホルモンのはたらきは、思春期後期までは主として身長を伸ばす因子としてはたらき、その後は体全体の各器官、組織の再生・維持をします。
年齢と共に成長ホルモンの量が減少すると、外見的には肌が薄くなりシミ、しわなどが増え、体力的にはスタミナが衰え、精神的には気力・認識力の低下が始まり、いわゆる老化現象を感じるようになります。
近年のヨーロッパ、米国の栄養生理学研究の成果で、大豆リン脂質より分離精製されたグリセロホスホコリン(α‐GPC)が成長ホルモン分泌を促すと医学的に立証されました。